母親と彼女の関係性は正直悪かった。
でも、その関係性に今変化を感じています。
今回はちょっと話の内容から逸れてしまうのでこの話は後程したいと思います。
彼女の母親は良い事をよく言います。
ポジティブすぎる母親。
ネガティブすぎる彼女。
対極な関係なので、もちろん彼女にとって響かない言葉も母親はたくさん発します。
でも中立の立場の僕から見ると、母親が出る言葉は良い事ばかりなんですよねぇ。
その言葉に僕自身も勉強になったりしています。
ただ良い言葉ばかりなんだけど、彼女の病気を理解していない為か時に彼女を傷つけます。
うつ病の彼女に使ってはいけない言葉、病気を理解していれば出てこないであろう言葉とかちょくちょくありました。
最近はすごく減りましたけどね。
本題に戻りますが、彼女は仕事についてよく悩んでいた。
今まで販売業しかしていない。
2店舗の店長をやっていた。
経験、知識、スキルそれが今の自分でどれだけ生かせるのか。
会社への不信感、社会復帰に対して不安だった
ある日それを母になんとなく話した。
すると母から、「全てそういう事を捨てる事はできないの?」と言われた。
彼女は驚いた。
目から鱗とはこういう事か。
そういう考えは一切なかった。
今までの過去に縛られている自分に気付いた。
プライドもあったと思う。
これだけやってきたという自信、結果、それを全て捨てる。
今と過去を比べるのではない。
リセット、ゼロスタートするという発想。
その母の言葉のおかげで彼女の社会復帰に対する壁、ハードルが一気に下がったようだ。
母親は、彼女が過去に縛られている事、プライド、自信そういうのが邪魔しているのを感じていたのかもしれない。
母親自身が勤めているところを薦めるくらい考えてくれている。
母親も忙しいし、彼女も良い大人なので母親から何か彼女に直接言葉をかける事は少ないかもしれないが、彼女が壁に当たればいつも助けてくれる。
間違いなく母親は、彼女の母親なのである。