彼女は情緒不安定で、リストカットをよくしていました。
先生に相談したところ、感情をコントロールしやすくする薬として、デパケンR100mgが処方されました。効果が薄かった為、デパケンR200mgに途中で変更して、やっと彼女は落ち着きました。
数日前のブログで、ここまで報告しましたが、その後の様子です。
そのデパケンが処方された日に、心理テストを受けた結果、「境界性パーソナリティ障害」だという事が判明し、ロナセンが処方された。
ロナセン錠2mg
用法:朝食後1錠、夕食後1錠
脳内の神経伝達物質(ドパミン、セロトニンなど)の働きを整えることにより、強い不安や緊張感をやわらげ、気分を安定させます。
通常、統合失調症の治療に用いられます。
デパケンR200mg
用法:朝食後1錠、夕食後1錠
けいれんや片頭痛を抑えたり、気持ちを穏やかにする薬です。
脳の中枢に作用して神経の興奮を抑制する作用により、けいれん発作や精神神経症状、気分の高ぶり、片頭痛発作などを抑えます。
脳内の抑制性神経伝達物質γ-アミノ酪酸(GABA)濃度を上昇させるほか、ドパミン濃度を上昇、セロトニン代謝を促進し、脳内の抑制系を活性化させ抗てんかん作用を示します。また、GABA神経伝達促進作用が抗躁作用へ寄与していると考えられています。
通常、各種てんかん、てんかんに伴う性格行動障害(不機嫌・易怒性など)、躁病および躁うつ病の躁状態の治療に用いられます。
この2種類の薬を飲むようになってから、彼女のリストカットは止まり、精神状況も安定しました。
大きく変化が感じられたのは、彼女が怒った時、取り乱した時に、すぐに冷静になれたところです。
いつもなら丸1日心が乱れてるところを、1時間以内に冷静になれるようになった。
それから、行動力も活発になり、家に引きこもりがちだった彼女のフットワークが軽くなった気がします。
だから最近は、よく一緒にお出かけします。
彼女は、今から約2ヶ月前にドグマチールを断薬して、それから元気な彼女を見る機会は減りました。
本当に、ドグマチール断薬の影響だったのかはわかりません。
ずっとこの断薬が正しい選択だったのかと考えていましたが、ドグマチールを飲んでいた時の、明るさが彼女に戻った気がします。
ただ、ロナセンの影響なのか分かりませんが、お昼寝が多くなった。
彼女が飲んでいる薬のほとんどに、眠気作用があるので・・・。
長い時間一緒にいると分かりますが、減薬したり、断薬したり、薬の種類が変わったりするだけで、彼女はその度に別人になります。
もうあまり驚く事はなくなりましたが、改めて薬の力はすごいなと感じます。
人間のメンタルを調整してしまうのだから・・・。
メンタルを操る薬を開発した人はすごいなとまで考えてしまう今日この頃。。